朝、仕事場に向かっていたら見慣れない車が前を走っていた。
ヒュンダイのクーペで、意外と格好良いかも。
以前からガソリンの価格が高騰していて、いつも利用しているセルフスタンドもハイオクが150円に迫る勢いだ。
ガソリンの値段が高いのもあるが、ここのところ少燃費グッズがたくさん出ていて、燃費を良くして少しでもガソリンの消費を減らし燃料にかかる経費を下げようというわけだ。
エンジンルームに取り付けるタイプのものが多いが、最近はシガライターのソケットに差し込むだけで燃費が良くなるという怪しい製品もボチボチでている。
その代表がネオソケットというもので、この中にコンデンサが入っていて、パワーアップしたり燃費が良くなる働きをしているそうだ。
電気の知識がある人ほど、なぜこれで燃費が良くなるのかは理解に苦しむとは思うが、弱電を四半世紀以上やっている自分にもよく分からない。
そんな箱で効くとも思えないが、もしかすると自分の知らない理論で絶大なる効果があるのかも知れない。
とはいえ買うのも勿体無いがこのガソリン高騰の折、藁をもつかむ思いでガラクタ箱をあさったらシガライターのプラグとプラスチックのケースが出てきたので、試しに同じようなものを作ってみた。
ネットでいろいろ見ていたら何個かの違う容量のコンデンサを並列にしているようだが、電気的に見るとコンデンサの容量が足されるだけなのであまり意味が無いような気が・・・
まあ各コンデンサそれぞれに周波数に対するインピーダンスは違うから、もしや複合する事で広範囲のノイズ取りフィルターとして期待できるのか??
あとコンデンサには電圧を平滑する役目も有るが、ダイナモを使った古い車なら効果もあるかもしれないが、現代の車はレギュレターで電圧を安定させているし、電装機器の電源には同じようなコンデンサも入っているし。
急な負荷で瞬間的な電圧低下を無くすという話しも書いてあったが、この程度の容量のコンデンサでは一瞬で電荷が抜けてしまうだろうし。
まあともかく、箱に収まる大きさのアルミニウム電解コンデンサをお手本通り入れて、ついでに低インピーダンスの有機半導体コンデンサと、バイパスコンデンサ用の積層セラミックコンデンサもおまけで入れてみる。
シガライタのプラグと箱をネジでドッキングさせてコンデンサをプロが見たら怒られるような空中配線で配線して完成。
容量を測ってみたら5210μF。
差し込んだ瞬間にラッシュ電流で接点に大きな火花がとびそうな容量だけど。
そのままでは何の箱か分からないのでテプラでネオソケット風の名前を貼って完成。
こんなコンデンサでパワーアップや燃費向上するならメーカーでも入れているとは思うが、果たして何か効果はあるのか?
しばらく通勤用の車に差し込んで試してみよう。
一言:最近の猫缶には成長促進剤でも入っているのか?