福岡に来て二日目、仕事も無事終わり福岡の街をあちこちうろうろしてみる。
有名料亭でお昼を食べて、そこで明太子を買って帰る。
時間も余ったので、福岡から南下し熊本の方に。
阿蘇にやってきた。
阿蘇の草千里は広々して緑が美しく、長野の霧ヶ峰高原にも似た景色で良いところだ。
阿蘇と言えば活火山なので、噴火口を見る為に山頂まで車で登る。
ここに最後に来たのは四半世紀程前の高校の修学旅行の時だった。
火口周辺は地層がむき出しの大きなクレーター。
山頂までの道は有料で、料金所では身体の疾患が無いかを尋ねられ、特定の疾患が有る人は死の危険がある場所のようだ。
火口からは白い煙り状のものが立ちこめる。
煙りは火口から沸き出す温泉の湯気だったようで、硫黄のような温泉臭がし、青緑の湯だまり周辺に湯の花のような物が見える。
火口まではとても深くて、怪しい色の湯だまりも見えて何となく怖い。
その昔は突然噴火し修学旅行生が犠牲になった話しも昔聞いていたので、そそくさと火口を後にする。
阿蘇からの帰りに南阿蘇周辺を通っていると蕎麦屋の看板が見えた。
この辺りは蕎麦の栽培が盛んなようで、公営の蕎麦道場など蕎麦に関する施設がいろいろあるようだ。
屋号は「久木野庵」で手打ち蕎麦のお店だった。
冷たい蕎麦以外に温かい蕎麦もあるようだ。
また麺のおかわりもあるというのが目新しい。
お腹が空いていたのでそば定食を注文。
蕎麦は白に近い色の麺で、食べた感じは二八だと思われる蕎麦で関西で食べる手打ち蕎麦とはまた違い美味しかった。
ちりめん山椒も強めの良い香がしていて美味しい。
しばらく行くと阿蘇の山の中腹に10基の巨大な風車が現れた!
阿蘇にしはらウインドファームという発電施設のようだ。
柱の高さは60mで本当に大きくて感動した!
アサヒビールも発電に出資しているらしい。
帰路を急ぐが九州自動車道は大渋滞していた。
どうやら故障車の影響らしい。
動いては止まりののろのろ運転が延々続く。
中央分離帯に目をやるとガードレールの上に漏洩同軸ケーブルが見える。
これはハイウェイラジオのアンテナで、本来同軸ケーブルは電波を漏れなく送る電線だが、この漏洩同軸ケーブルは名前の通り電線のシールド部に穴が開いていて、そこから微弱な電波が漏れるようになっている。
放送する区間だけケーブルを延ばし、この微弱に漏れる電波で道路上の車だけに聞こえる放送を流しいる。
漏洩同軸ケーブルの事を考えながら進んでいると故障車が見え、渋滞は終わった。
2日間で1600Km程を走り無事帰宅。
一言:やっぱり決めた、ハトヤに決めた!