不動だったバカラを昨日の夜中にニコフランドのカシワダさんにレッカーしてもらい自宅に持ち帰った。
今日は天気は良いが気温は0℃と寒く、でもバカラが動かないとうちの移動手段がないので寒い中修理を開始する。
とりあえずキーをひねってみるが、やっぱりクランキングする気配がなく、バッテリーは正常そうなのでセルモーターを交換することにする。
以前部品取り車両からもぎ取ったセルモーターがあり、バッテリーをつなぐと勢いよく回ったので、それに交換する。
エアクリーナー、エンジンフックなど邪魔な部品を外し、モーターの基台のボルトを外し、車の下にもぐって配線を外し取り外す。
右が外したモーターで、左がこれから取り付けるモーター。
同じバレオ製だけど見た目も違うし、取り外したヤツの方が綺麗だった。
とりあえず組み込んでキーをひねるが、全く症状が変わらなかった!
どうやらセルモーターが原因ではなかったようだ。
あと考えられるのはクランクシャフトが回らない原因となるもの。
タイミングベルト切れでピストンとバルブが当たっているとか、ピストンが焼けているとか・・・・
クランクシャフトにレンチを掛けて回してみるとシャフトが半回転もしないうちに何かに当たる気配がある。
とりあえず回るのでピストン焼けではなさそうだが、何か当たる感じといえばピストンとバルブ?
タイミングベルトのカバーを苦労して外し、ついでにシリンダヘッドのカバーも外してみる。
見てみるとベルトが切れている気配は無く、カム回りもあめ色になってはいるが正常だった。
他に考えられるのはタイミングベルトの駒落ちでバルブのタイミングがずれてピストンに当たるとか、シリンダに水が入るとか。
プラグを全て外して焼けを見ると、一本だけ水がプラグのフックに付いていた。
何故か分からず、クランクシャフトを手で回してみたら、グチャという音と共に水が噴出した!
どうやらシリンダに水が入り、上死点まで回らずクランキングができなかったようだ。
とりあえず大きなシリンジ(注射器)にビニールホースをつないだものでシリンダ内の水を吸い取って、セルを回すとクランキングするようになった。
でもどこから水が入ったのか?吸気側から?それともシリンダヘッドガスケットが破れてクーラントが??
よく分からないまま組みなおす事に。
ヘッドカバーのガスケットがボロボロになって、以前からオイル漏れしていたので、ガスケットを新品にする事にする。
イギリスの社外部品を扱っているショップで購入したメタルガスケット約600円。
あとプラグも全然交換していなかったので、ニコフランドが正規代理店をしているプラグを付ける。
このプラグはちょっと高価だが良い物らしく、これに交換するとエンジンのセッティングが変わってしまうというほど燃焼効率が上がるそうで、国内のメーカー系のワークスチームもこれで戦っているらしい。
本当はスピダーにつけて様子を見るはずだったが、スピダーも当分乗れないのでバカラでテストしてみる。
プラグの先端は四方からフックに当たる金具が出てきていて、死角を無くすように考えられているようだ。
夕方になり、作業も全て終えていないが気温が氷点下3度になったので、明日の仕事にする。
一言:車にも厄年があるのか?