エキゾーストマニホールドの交換

 

Clio Williamsの純正エキマニが手に入ったので交換しました。

16Vは鋳造製のタコ足状のエキマニが付いていますが、Williamsのエキマニは鉄パイプ製。
重さの面でもメリットがあり、Devilなどのエキマニは管が太くトルクが痩せると言う事でWilliamsのエキマニを付けている人も多いようです。

中古なので錆びていますが問題は無さそうです。

16Vの集合構造は4-2-1、Williamsは4-1です。
各々に一長一短があるらしいのですが、詳しくは知りません。


これが16Vの純正。

よくぞ鋳造でこんなモンを造った事か。

Williamsのパイプ4本の集合部です。
排気口が1-3-4-2の順番で集められサイクロン効果を狙っている?。

今回はエンジンルームの熱対策も考えていたので、エキマニに遮熱ラップを巻きました。
用意したのはアメリカのCool It社の遮熱ラップで
25mm幅×15m(\4,200)とクリップセット(\2,500)、
遮熱黒スプレー(\1,200)
を「レーシングカクセサリーアンドカンパニー」で購入。

包帯状の遮熱ラップを水で濡らして少し重ねながら巻きます。
巻初めは固定せず絞める感じで巻き込んでいきます。
巻終をステンレス製のベルトクリップで絞め込みます。

あとは天日で乾燥、乾くととても固く締まります。


 その後遮熱スプレーを噴くと完璧です。

16VとWilliamsでは触媒のフランジ形状が異なります。
フランジの角度が40度ずれているため修正が必要なのです。
フランジを外し、ずらして溶接したり、アダプターを作ったりします。

今回は写真のようなスタッドボルトを立てたアダプターを、加工屋さんに発注して製作しました(6000円)。

あとエキマニ下部とエンジンをつなぐステーがあるのですが、これもそのままでは使用できず、Williams用を発注するか、自分で作る必要があります。ただしWilliams用ステーは買うと2万円前後するらしいです。

パイプ類を外すときは、触媒などを紐などで固定しておくと、ネジを外した瞬間マフラー等が落ちてくるのを防げます、また落ちてくるとセンサー類の配線が切れることもあるので注意。
ネジが熱で固着している箇所もあり、CRC 5-56等で薬剤を浸透させ緩めます。

四苦八苦しながらも着きました。

取り付け前に比べると凄くすっきりしていて、すき間が多くなりました。

ある程度、熱の発生や逃げが良くなったのでは。

16V純正エキマニとWilliams純正エキマニの重量を比較します。

タニタの体脂肪計付ヘルスメーターで測定しました。

結果、両者で約6キログラムの差がありました。

 

16V

Williams

エキマニ

9.4kg

4.4kg

ダウンパイプ

3.4kg

2.6kg

合計

12.8kg

7.0kg

エンジンをかけてしばらくすると、煙がもくもくと出てきます。
初期段階で遮熱ラップの糊状の成分などが燃えているようです。

この状態で近所のスーパーに買い物に行きましたが、あまりの煙の発生に恥ずかしい思いをいたしました。

結局煙は10分程で治まりました。

さて効果ですが、多分気のせいでしょうけど、前が軽くなった気がしました、やっぱり気のせいかな。

トルクの痩せは感じられず、高回転までスムーズに回ります。
また中回転から高回転までのスピードは今までより早く感じ、レスポンスも良いようです。


 おまけ

触媒内部です。

細かい蜂の巣状のコアがぎっしり。
ちゃんと向こう側が見えます。

特に詰まりも無く奇麗なもんです。

車によっては、このコアが詰まってパワーが落ちたりする事があります。


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