ステンメッシュのブレーキホースに交換

 

フロントのブレーキホースをGOODRIDGのステンメッシュホースに交換しました。
リアに関しては現在必要性を感じないので、交換するか迷っています。

ステンメッシュホースはゴムホースに比べホースの内圧が上がっても膨張が少なく、その分ブレーキキャリパーにロスなく油圧が掛かるためダイレクト感が増します。



ただ問題なのがゴムホースのように捻り(左図)に対しての自由がない為に、フィッティングの付け根に力が掛かり、最悪はホースがちぎれてしまう可能性があります。
ホースがちぎれれば、その系統のブレーキは効かず、残りの系統だけでは車をちゃんと止められるかは分かりません。

 

ステンメッシュホースを着けるということは、ある程度のリスクがあり、定期的な点検と交換が必要になると思います。
また取り付けに多少の加工が必要なためノーマルに戻せなくなりますのでご注意。

 

さて交換します。

まずブレーキホースについているパッドのセンサーケーブル等を外します。


ホース上部のフレアナットを外します。
このナットは必ずフレアナットレンチを使って外します、決して普通のスパナなどで作業しないこと。
(フレアナットレンチも意外と安いものなので買っておいてもいいかも、うちのは3本セットで800円少々でした。)

このナットは11mmですので、11mmのフレアナットレンチで。

フルードがどんどん出てきますので栓をするかホースをさして受けるかします。


キャリパー側のナット(14mm)を外し

ホースを取り外します。

次に新しいホースをつけます。

最初にキャリパー側に取り付け。




このステンメッシュホースは上側のフィッティングの形状がノーマルゴムホースと違うため、取り付け穴を広げてやる必要があります。

リーマー等を使って広げます。
ブレーキラインのホースを傷つけないよう注意。

広げる量はそんなに多くはないです。

フィッティングを固定して、ブレーキラインを取り付けて、ホースの取り付けは完了。

こんな感じです。



後はブレーキラインに混入した空気を抜く作業(エア抜き)をします。
この作業を忘れたらブレーキは効きませんので要注意。

キャリパーの後ろにブリード部に付いているゴムキャップを外し、ナットに8mmのレンチを掛け、ビニールホースを取り付けます。
(ナットを緩めるとフルードが排出されます)


ホースの先にはフルードを受ける容器などを用意します。

あとは助手にブレーキペダルを踏んだままにしてもらって、コックを開けフルードを排出さまたすぐ閉めまた踏み直してと、何度かこの作業を繰り返しフルードに空気が混じらなくなったらエア抜き作業の完了。

コックをきちんと閉めてキャップをして終わりです。

通説ではエア抜きはブレーキラインの長い方からする、つまりリアブレーキからするらしいのですが、はて?何か意味があるのかどうかは?。

*ブレーキフルードは塗装などに悪影響を及ぼす事がありますので、付着したらすぐに洗浄しましょう。


さてホースを交換しての効果ですが、普通の市街地走行でブレーキを踏んでいる分にはそんなに変化は感じませんでしたが、大きめの制動をするとパッドとディスクの当っている感じが良く分かり、コントロールしやすくなりました。


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