Atelier dddo > etc. > Mars 2003.08.27 火星大接近 (2003.08.24, 25)
この夏2003.08.27は火星の大接近ですね(^^)
最接近時に火星がどう見えるかは色々情報がありますが、
火星から地球はどう見えるのでしょう。
火星から見た地球は内惑星になるため、地球から見た金星の様に、
明けの明星、宵の明星として日の出前、日没後に地平線近くに見えることになります。
その様子を最接近時とその前後で図解してみます。
まず大接近の前後、遠い位置から順にから見ていきます、
一番太陽から離れた角度、大接近1ヶ月前と1ヶ月後、2週間前と2週間後です。
全て火星の赤道上から観測した状態で、
グリッドは15度(地球の自転速度で1時間に相当)
クリックすると拡大図を表示
一番太陽から角度が離れるのは今年の5月ごろと12月ごろで、
43度まで離れます。つまり、地球の時間だと、
日没時に西の地平線上約43度の位置にあって、3時間で沈む。
日の出3時間前に東の地平線から昇ってきて43度位まで昇った所で日の出。
明るさはこの頃最大で-2.28等級、
最接近前後は三日月状になるので暗くなって-0.8等級くらい。
これなら、充分見れますね(^^)
(等級:星の明るさの単位、数字が小さい程明るい。
一番明るい(太陽以外の)恒星はおおいぬ座のシリウスで-1.6等級、
星座を構成するのは普通1から2等で肉眼で見えるのは6等級まで。)
ちなみに地球から見た金星は一番太陽から離れるのは47度位で、
最大-4.5等級くらいの様です(^^)
2週間前と2週間後では、
14日前で日没時に地平線上約17度の位置にあって1時間チョットで沈む。
14日後で日の出1時間弱前に地平線から昇ってきて13度位まで昇った所で日の出。
地球だと日没1時間後、日の出1時間前、程度なら
条件が良ければ「明星」はたぶん見えます(^^)
火星は大気が薄いので20分でも見えるかもしれませんね(^^;
次は最接近時の状態ですが…太陽との角度が5度くらいなので…
赤道付近ではほとんど太陽の真横に来てしまうため見れそうにありませんが、
図で示す地点付近(北半球の中緯度)で大気の薄い高い山なら…?
クリックすると拡大図を表示
火星で高い山というとオリンポス山(標高25km!!)ですね。
大接近前後の観測には良さそうですが、最接近時はどうでしょう?
最接近時は地球は太陽の真北近くに見えるため、
上の図の様に北半球の高緯度(北緯50度から60度くらい)が好条件です。
オリンポス山は北緯18度24分、西経133度06分とかなり赤道に近いので、
今回の最接近時は日没後すぐ地球が沈んでしまいます(^^;;
クリックすると拡大図を表示
(2003.08.25追記)
以上
なお、この図はMaris Multimedia
Ltd(現Maris
Technologies)の
マルチメディア天文学ソフト(?):RED SHIFT 2 (1995 Win/Mac)の
画面をキャプチャ、Painter 8Jで加工して作成しました